夜間陰茎勃起はなぜ起こるのか?

2020年06月30日

男性は性的興奮により勃起します。ただ、睡眠から目覚めたときにも勃起していることがあるでしょう。
特にエッチな夢を見た覚えもないはずです。
なぜならこれは睡眠のメカニズムによる生理現象で無意識になってしまうのです。

朝に勃起しているため朝勃ちと呼ばれますが、目が覚めた状態で認識できるのが朝だけということで、実際には夜中にも勃起しているのです。
夜勃ちです。
朝勃ち・夜勃ちを繰り返すこの症状を「夜間陰茎勃起現象」と呼びます。
夜間陰茎勃起現象は、毎朝なっている方もいるし、数日に1回という方も、更に少ない回数の方だっています。
同じ年齢でも数には個人差があります。無意識の現象だけに回数を増やそうとしてどうにかなるようなものでもありません。
それに、朝なっていないからと言っても実は夜寝ている間に何度も勃起しているかもしれないのです。

人間は眠っている間にレム睡眠・ノンレム睡眠が交互に訪れます。
夜間勃起は特定の神経が刺激されるレム睡眠時に起こるといわれていますが、60歳を超えるとノンレム睡眠のときにも起こるともいわれます。
ほぼ100パーセントの男性が必ず経験するのです。
最近、EDに悩む若者が多くなっていますが、その中には体には問題がなく心因性のEDの方もいます。

体は大丈夫なのですから同じように夜間陰茎勃起は起こるはずです。
切手を貼り付けて眠り、起床時に切れているかどうかを調べることで検証することができるのです。
勃起していれば陰茎が膨張して切れているはずです。

このような現象が起こる理由として、膀胱がいっぱいになったから・夜に尿を出してしまわないため・日中のストレスを解消するため、などさまざまな説が言われています。
今もっとも有力とされているのは勃起力のメンテナンス説です。
勃起に必要な血管や海綿体が老化してしまわないために・精力を保つためにと体は夜寝ている間にも何度か動脈血を海綿体にたっぷり送り込んでペニスの血管や海綿体の健康を維持しているのだろうと考えられているのです。

朝立ちはなぜ起こるのか?

朝、睡眠から目覚めた時に、陰茎がはちきれんばかりに朝勃ちしていると「今日も元気だ」と感じる人がいると思います。
また一方で高齢になると「久しぶりに勃った」という人もいるでしょう。
一般的に頻繁に朝勃ちをするのは若者の方が多く、そのような思いを抱くことは、ごく普通で、特別なことではありません。

先ほども記したように朝勃ちは睡眠中、気づかない内に発生している夜勃ちを含めて、夜間陰茎勃起現象という生理現象によるもので、性的興奮から起こるものではありません。
どちらも本人が予期せぬうちに起こります。

ところで、朝勃ちはなぜ起こるのでしょう。
朝起きた時には、膀胱に尿が沢山溜まっていることも多く、それが朝勃ちの原因と考える人もいると思いますが、溜まってない時も朝勃ちします。
また、体が元気な時だけに限らず、徹夜をした後や体を酷使し疲れ果てた後の睡眠で経験する人も多くいます。

これは俗に言う「疲れマラ」の状態です。
疲れ果てた体で朝勃ちするとはどれだけ精力があるのだろうと思うかもしれませんが、そうではないのです。
人は、疲労などでストレスを受けると、体内でカテコールアミンといった神経伝達物質が分泌されるようになります。
これが体内の血流などを変化させ、通常の睡眠時とは異なる状態になります。
そのため陰茎にも血液が流れ込みやすくなり勃起に至るとも言われています。

いずれにしても、何らかの生理現象がきっかけで陰茎に血液が流れ込み勃起に至ります。
そういった夜間陰茎勃起現象というメカニズムが体内に備わっているので、それが朝、目覚めたタイミングで起こっていれば、朝勃ちと言われるのです。
後、朝勃ちは健康を測る目安になるとも言われるので、ただ単に「今朝も勃った」と思うだけでなく、継続的に注意深く見守っていくと、健康管理にも役立つでしょう。